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神戸市会の橋本健市議(37)=自民党市議団=が、自動車販売業を営む男性に、市政報告の印刷費として政務活動費から約700万円を支払った問題で、男性側弁護士は24日、「橋本市議から請求書や領収書だけ発行してほしいと頼まれて渡していた」「デザインなどの仕事をするよう依頼されたことはない」などと明らかにした。

橋本市議は今年7月、今井絵理子参院議員(33)との対談を掲載した市政報告を政活費で製作し、昨夏の参院選公示前日に配布していたことが判明。自民党市議団は「税金で選挙応援したとの誤解を招く」として印刷費など約30万円を市に返還していた。

<男性側弁護士が24日発表した書面全文>
 依頼人は、神戸市内で印刷業と自動車販売業を営んでおりますところ、一部報道では、依頼人の事務所内に印刷機がないために印刷業としての実態がないかのような疑問が呈されております。
 依頼人の業務内容は、実質的には印刷物を制作したい企業等と印刷会社の間を仲介することであり、依頼人自身は印刷機を保有してはいませんが、企業等から請け負った仕事を印刷会社に発注し、その料金の差額が依頼人の収益となっています。
 実際には、依頼人は、約20社のお客様から仕事を請け負い、注文の内容に応じて8~9社の印刷業者から適切な業者を選んで仕事を発注しています。
 以上の次第で、依頼人に印刷業の実態がないというような報道は、事実と異なります。
 ただし、今回報道されている、橋本市議に交付した請求書や領収書は、印刷業の実態を伴ったものではありません。
 橋本市議とは、2008年頃に知り合いました。

 時期については正確な記憶はございませんが、報道によると2010年から2015年までの間、依頼人は、橋本市議から、実際には印刷の仕事をしないのに請求書と領収書だけ発行してほしいと頼まれて渡していたことがありました。領収書や請求書の控えを残しておりませんので詳細については曖昧ですが、領収書などに記載する商品名や数量、金額などは、橋本市議に指示されたとおりに記入しました。
 橋本市議からは、何のためにこれらの書類が必要かという具体的な説明はありませんでした。多少なりとも違和感はありましたが、断り切れず、また、あまり深く考えずに応じてしまいました。

 なお、依頼人は、橋本市議から、領収書や請求書に記載された金額やデザイン料などは、受け取っておりません。
 報道によりますと、橋本市議は、8月23日の会見において、実際に印刷物を製作し、依頼人にデザインの仕事を依頼し、実際の印刷については橋本市議が指定した下請業者が行った、という趣旨の説明をしたようです。
 しかし、依頼人は、橋本市議からデザインなどの仕事をするよう依頼されたことはありませんし、下請業者のことは聞いたこともお会いしたこともありません。橋本市議が説明した下請業者が実際に印刷物を製作したかどうかは知りませんが、少なくとも、依頼人は、デザインを含めて印刷には関与していません。

 週刊新潮の記事には、「個人事業として印刷業はやっていますし、(橋本市議の)印刷も請け負いました。私がやったのはデザインと在庫管理で、実際の印刷は下請け業者に出しているんです」という依頼人の発言が紹介されています。
 依頼人は、突然の取材に動揺して普段の仕事の内容を説明したのですが、前述の通り、橋本市議宛の請求書や領収書に関してはこの説明は当てはまりません。事実と異なる説明をしたことをお詫びし、本書により上記発言を撤回させていただきます。
 また、依頼人は、印刷業のほかに自動車販売業を営んでいます。一部で、橋本市議が運転する自動車は依頼人から購入したかのように報じられておりますが、依頼人が橋本市議に自動車を販売した事実はございませんので、あわせてお伝えいたします。
 軽率な行動をお詫び申し上げると共に、依頼人の知る事実関係について以上の通りご説明申し上げます。
 なお、依頼人は、市会議員などの公人ではなく、また、請求書や領収書の使途についての認識を有しておりませんでした。つきましては、報道に際しては、依頼人の氏名や顔写真等、個人の特定しうる事項についての掲載はお控えいただきたく、お願いいたします。
以上、

鳴り物入りで参議に仕立てた自民党本部、その後の教育不行き届きで自民党も沖縄も恥丸出し状態。若手議員には文春対策ではなく、特に下半身教育が求められる。