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ソウル新聞によると、長期間使用すると副作用の大きいステロイドやケトコナゾールを化粧品の原料として使用した韓国のメーカーらが一斉摘発された。

ソウル市特別司法警察は26日、食品医薬安全処と共に医療機器法・化粧品法に違反した155のメーカーを摘発し、234人を立件したと明らかにした。
そのうち、化粧品法に違反した23のメーカーは化粧品製造・販売業登録をせずに営業したり、化粧品に使用できない原料を使用していた。

摘発されたメーカーらは、化粧品の原料として禁止されているステロイドやケトコナゾール、CMIT/MIT混合物を使用していた。

医療機器法に違反した132のメーカーのほとんどは虚偽もしくは誇張した広告を行った疑いで摘発された。
無許可で医療機器を製造・輸入して販売したり、工業製品を医療機器であるかのように広告したケースも40件に達した。
以上、

ただ、消費者に直結する問題でもある化粧品名などは公表されていないという。
ステロイド系薬剤は、アレルギー疾患や自己免疫疾患の治療に高い効果を発揮する。しかし、長期や大量使用で副作用があり、重篤になるケースもあり、使用には医師の処方が必要。生物に悪影響を与える環境ホルモン剤でもある。

韓国は、韓流ドラマや韓流CMで中国人女性に非常に人気になっている化粧品が多くある。
そのためか、無許可の製造会社など山のようにあるようだ。ただ、中国による制裁でそうした化粧品販売も中国人相手の物は、観光客減で大打撃を受けている。
正規の大手化粧品会社は、韓流ドラマや韓流CMが盛況である東南アジアなどへの輸出を増加させ、中国への輸出減をカバーしている。
化粧品はパッケージと瓶が豪華だと高ければ高いほど売れるという。ボッタくり店舗のボッタくり用化粧品だったのかもしれない。

ステロイド系は肌荒れ、湿疹などにも良く効く。日本でも、医院の中国人スタッフが中国からステロイド系薬剤を輸入し、ステロイドの含有を伏せて販売していた。ステロイド系を使用したくない客が、良く効くとの評判から当医院には客が絶えなかったという。当然、摘発された。
ただ、韓国ではまとめて155社も摘発されるとは、異常としか言いようがない。