同社グループは当中間期について、“お客様のために尽くす”という行動指針のもと、リアル店舗としての付加価値提案力を高めることでお客様満足の追求に努めた。
品質・価格の両面で競争力のある品揃えを追及するMD戦略“いいものを安く”の領域の拡大を図るとともに、既存領域の掘下げにより顧客価値の創造を推し進めた。
4月20日には、昨年4月に発生した熊本地震により被災し、フロアの一部が休業状態にあった当社の大型ショッピングセンター「ゆめタウンはません(熊本市南区)」が全館の営業を再開した。
また、8月11日に、連結子会社である株式会社ゆめマートの運営する「ゆめマート龍田(熊本市北区、「ゆめマート楠」より改称)」が営業を再開したことで、熊本地震により被災した全店が営業再開を果たした。
店舗面では、4月に新業態となる大型複合商業施設「LECT(呼称:レクト、広島市西区)」、5月には「ゆめタウン江津(島根県江津市)」を開業し、いずれも好調なスタートを切った。
「LECT」は、生活者にとって自宅、職場や学校とは別の“第3の居場所(サードプレイス)”を目指し、“知・住・食”をメインテーマに据えた3つのゾーンで構成している。
従来の商業施設の枠組みを超えたライフスタイル提案型の複合商業施設であり、同社はスーパ
ーマーケット「ゆめ食品館」をはじめ、フードコート「サウザンドディッシュ」など飲食・食物販といった、主に“食”の分野を担っている。
モノからコト、そしてトキを切り口とした付加価値提案力を試す新たな挑戦であり、そこで新規の客層の取り込みや、得られるナレッジを他店へと展開することで、既存店全体の店舗付加価値を高め、より拡充する戦略的取組みをスタートした。
また、これまでの新規出店やM&Aにより存在感の高まってきたグループ内の食品スーパー「ゆめマート」等に対して、より実効性の高いマネジメントを行うべく、当社の組織改革では食品スーパーと大型ショッピングセンターの運営を分離したうえで、商圏毎に「中四国マート事業部」及び「九州マート事業部」に再編した。
さらに、食品スーパー子会社群を束ねる「グループSM統括部」を設置した。
これらにより、より地域に密着した食品スーパーとしての最適な店舗オペレーションを行うとともに、グループ内の食品スーパーの事業戦略を統合的に展開する体制を整えた。
また、食品スーパー子会社においては、引き続きスケールメリットとドミナント展開のメリットを享受すべく、業務効率の改善に取り組んだとしている。
同社は中期目標として、平成33年2月期の売上高を9,000億円とし、営業利益率を6%に設定している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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←率
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経常利益
|
当期利益
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15/2期
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579,739
|
30,330
|
5.2%
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29,767
|
17,360
|
16/2期
|
668,784
|
31,912
|
4.8%
|
31,102
|
18,766
|
17/2期
|
702,121
|
35,670
|
5.1%
|
35,688
|
17,015
|
17/2期Q2
|
344,332
|
17,256
|
5.0%
|
17,266
|
3,062
|
18/2期Q2
|
359,859
|
17,102
|
4.8%
|
16,991
|
11,360
|
18Q2/17Q2
|
4.5%
|
-0.9%
|
|
-1.6%
|
271.0%
|
18/2期予想
|
748,100
|
39,000
|
5.2%
|
38,700
|
26,500
|
18/2予/17期
|
6.5%
|
9.3%
|
|
8.4%
|
55.7%
|