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市の行政を司るのが市長、その行政をチェックするのが議会。議会が市長を嫌いだとして行政を司るならば市長は要らない。しかし、非力で行政能力がない人が市長になった場合は悲惨だ。

芦刈市長は2015年の市長選で、自民党や公明党が推した現職(当時)の井上保廣3選を阻んで初当選。

だが、公約の柱の中学校の完全給食実施を表明しながら、経費面で撤回に追い込まれ、議会から見通しの甘さを追及された。

もう一つの柱の市長給料の減額も「根拠に乏しい」として2回にわたって議会に否決された。

芦刈市長が8月に市の建設経済元部長の富田譲副市長を解職したことなどに対して、議会が反発、議員が提案。

10月27日、議員18人全員が不信任決議案に賛成票を投じ可決した。

芦刈市長は、10日以内に議会を解散しないと失職するが、芦刈市長は議会を解散する意向。

芦刈市長が議会を解散したとしても、その後の議会運営も100%うまくいかないことが保証されている。

芦刈市長は2015年の市長選で、井上保廣市長への批判票を集めて当選したものの、市政能力は欠落しているようだ。

市長は、市民を巻き込み圧倒的なパワーで、自らの市政に反対する議会対策を講じなければ、市政の混乱は続く。芦刈市長にそうしたパワーはない。

大宰府市議会も、何でもかんでも市長に反対では市政が機能しない。

一応、大宰府市民が選択した市長である。