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2011年12月17日、金正恩最高指導者に就任(現在33歳)

2012年11月5日、習近平総書記に就任(現在64歳)

2012年には、第18回党大会と朝鮮戦争終結記念日に2度、中国が北朝鮮に特使派遣
2012年7月、訪中公演予定のモランボン楽団演奏せず帰国(胡錦濤主席末期)
  原因は、金正恩の水爆言動、胡錦濤が激怒し、自分ら要人の参加を見送り、金正恩がそれに激昂し強制帰国させたもの。
2013年2月、3回目の核実験・
2013年12月12日、中国との関係が深く、№2で金正恩の叔父でもある張成沢を処刑。
 (北朝鮮の中国人脈が途絶えてしまった)
2014年7月3日・4日、習近平国家主席、韓国訪問(北朝鮮にとっては屈辱)

2015年10月10日、朝鮮労働党創立70周年軍事パレードに中国が劉雲山政治局常務委員(序列5位)を派遣・北朝鮮金正恩自身が大喜び。

2016年9月、5回目の核実験
2017年2月13日、異母兄の金正男をマレーシアで暗殺、中国との関係さらに悪化
2017年9月3日、6回目の核実験

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習-金間音信不通
双方就任来、習金会談0
習:訪朝0、金:訪中0

中国の習近平国家主席の特使として、17日訪朝していた中国共産党中央対外連絡部(中連部)の宋濤部長(序列25)が20日夜、帰国した。
注目された金正恩朝鮮労働党委員長との会談は実現しなかったようだ。

米トランプと渡り合う北朝鮮も、これまで米国に同調し貿易で締め上げてきた中国に対して、へいこらするものでもなかろう。

北朝鮮の崔竜海朝鮮労働党副委員長との17日の会談では、中国側が総勢7人に対して、北朝鮮側は崔副委員長も入れ4人(通訳+書記含む)が出席した会談だった。
18日に行われた朝鮮労働党の外交部門を統括する李洙墉党副委員長との会談でも、李副委員長を入れ4人が会談に参加していた。

宋濤部長が、いくら習主席の側近だとしても序列25位では格落ちすぎ、金正恩委員長は会わな買ったのだろう。
№2に相手させたことから失礼には当たらず、金正恩は格下を遣しやがってと逆に怒っている可能性もある。

宋氏は、北京の空港に到着後、報道陣の取材に応じないまま貴賓用出口から車に乗り込んだ。中国外務省の陸慷報道局長は20日の定例記者会見で、正恩氏との会談について「提供できる情報はない」と述べた。

特使訪朝は、表向きの理由は10月の共産党大会の結果報告だが、挑発自制などを求める習氏のメッセージを正恩氏に伝え、冷え込んだ中朝関係の改善と朝鮮半島情勢の緊張緩和の糸口をつかめるかどうかが焦点だった。

その表向きの5年に一度の中国共産党大会の結果報告は、金正恩時代になってからも行われたようだが、2013年12月、№2の張成沢を国家転覆罪で処刑後、急速に中朝関係は悪化し、2015年10月10日に中国が劉雲山政治局常務委員(序列5位)を軍事パレードに派遣したものの、それ以降、中国要人が北朝鮮に入った兆候はなかった。
中国習は、特使を北朝鮮に派遣したことで、米トランプに対しての体面は作った。
米トランプも、最近の米軍部関係者の言動からして、長くないのかもしれない。そうしたことも十分に分析している中国習政権である。