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今年も北朝鮮は不作だったようで、国連制裁で禁止されている海上での取り引きでは、石炭や鉄鉱石を相手船に移し、相手船からジャガイモなど穀物を受け取っているという。それも米国の制裁で今後は行うことができなくなる。
そうした中、北朝鮮は、すでに冬の日本海での漁業を強制的に行わせている可能性がある。それも魚影が濃い日本のEEZ内の大和堆あたりまで来て漁をし、老朽化した木造船は荒波に戻れなくなり、沈没・難破・漂流しているものと見られる。
小型漁船では日本海の波は乗り越えられない。その怖さは尋常ではない。

<石川県・玖珠市と志賀町>
1、11月27日午前8時半頃、珠洲市三崎町小泊の海岸の沖合約200メートルの海上で、木造船が漂流しているのを海岸付近にいた近くの住民が見つけて警察に通報した。
見つかった木造船は、全長12メートル、幅2メートル65センチで、甲板の上までほぼ水につかった状態だったという。
木造船は市内の蛸島漁港にえい航され、海上保安部や警察が調べたところ、船首の両脇部分に8けたの数字が書かれていたほか、船からは漁に使うとみられる網や、網を巻き上げるための機械などが見つかった。このほか船内からはハングルが書かれたタバコなども見つかったという。

2、11月27日午前9時前に、志賀町西海千ノ浦の海岸に、長さ約6メートルの木片が漂着しているのが見つかった。木片には8けたの数字が書かれていて、海上保安部や警察は珠洲市の沖合で見つかったものとは別の木造船の一部とみて調べている。

<青森・深浦町・佐井村>
3、11月26日午後3時すぎ、深浦町の西、約100メートルの海上で木造船が漂流していると地元の漁協から通報があり、警察や海上保安部が調べたところ、深浦町舮作の海岸の岩場に漂着している木造船が見つかった。船体はバラバラに壊れていて、一部に赤色で「2093」という数字が書かれていた。船の中や周辺に人影や残された物などは見あたらなかったという。

4、11月27日午後1時ごろ、佐井村の沖合でも、「漂流している木造船がある」との通報が寄せられ、海上保安部などが確認したところ、木造船は、岩礁に乗り上げた状態で停止しているという。

<秋田・男鹿市 漂着の木造船から8人の遺体+由利本荘市>
5、11月26日、男鹿市の宮沢海水浴場に木造船が漂着しているのが見つかり、秋田海上保安部が、高波がおさまるのを待って、27日朝から内部を調べたところ、8人の遺体が見つかった。生存者はなく、遺体は一部白骨化し、年齢や性別はわからないという。船の長さは約7メートルで、船体には8桁の数字が書かれている。スクリューの羽根の部分や、かじがなくなっていて、動力を失ったとみられるという。

6、11月23日には秋田県由利本荘市で、8人の男性を乗せた船が流れ着いたが、木造船は港湾内に係留していたが潮と風で流され行方不明になっている。


<北海道・松前>
7、11月26日午前10時ごろ、北海道道南の松前町小浜の日本海側の砂浜に、木造船の一部が漂着しているのを地元の70代の男性が見つけ、警察に連絡した。漂着したのは、木造船の船首とみられる部分、長さ約4メートル、幅約2メートルで、5桁ほどの数字のようなものが書かれているということだが、損傷が激しく、詳しく判別できないという。