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リニア中央新幹線の建設工事を巡る不正入札事件で、発注元のJR東海の担当社員が、名古屋市内の非常口建設工事の入札にあたり、大手ゼネコン「大林組」(東京)に工事費に関する情報を漏らした疑いのあると報道されている。

 東京地検特捜部は、既にこの担当社員を任意で事情聴取しており、大林組が担当社員の情報を基に、工事を不正受注した疑いがあるとみて調べている。

不正の疑いが持たれているのは、「名城非常口」の建設工事。
名古屋市内の公園跡地に深さ90メートル、直径約40メートルの縦穴を開け、リニアが走る地下トンネルから地上への非常口を設置する。

入札は、広く参加企業を募る「公募競争見積方式」で行われ、企業から施工方法などの技術提案を受けたJR東海が、見積価格などと合わせて総合評価し、その上で評価の高い順に企業と契約価格を協議し、最終的に大林組と戸田建設(同)、JR東海の100%子会社のジェイアール東海建設の共同企業体(JV)が2016年4月に約90億円で受注していた。

関係者によると、JR東海の担当社員は受注企業の選定過程で、工事費の見積もりに関する情報を大林組に漏らしていたという。
参加企業は、非公開の情報を把握すれば、発注者の予算内に収まる見積価格を提示するなどして、受注を優位に進めることができる。

大林組は、担当社員から得た情報を基に見積価格を算出し、契約価格についてJR東海と協議したとみられる。
特捜部は、担当社員から関係資料の任意提出も受けたという。
以上、報道参照

悪いことしちゃあかん。担当社員といっても課長以上だろう。棒に振ってしまった。