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九州経済産業局が発表した平成30年9月の鉱工業生産指数(季節調整済)は 108.7となり、前月比が▲0.2%と3か月ぶりに低下し、前年同月比は▲3.6%と3か月ぶりの低下となった。基調判断は9ヶ月連続で「横ばい傾向」とした。

九州経産局は「一部で台風21号や北海道地震で生産減の影響も聞かれたが総合指数を押し下げるほどの影響はなかった」としている。

全15業種中7業種で上昇、8業種で低下。

半導体製造装置などの受注が増えたはん用・生産用・業務用機械工業や、河川の流量調整などに使う水門などの受注があった金属製品工業が上昇。

乗用車や自動車部品の受注が減った輸送機械工業や電子部品・デバイス工業は低下。鉄鋼業も定期修理で生産が減った。

自動車生産台数は、前年同月比▲8.3%減の11万8255台。

集積回路(IC)の生産数量は▲12.6%減の7億192万個、生産額は前年同月比0.9%増の691億6400万円だった。付加価値のあるICなのか、値上がりの恩恵なのかは不明。

9月の全国平均は102.1で、九州は以前好調に推移しているようだ。