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織物製造のロザーヌテキスタイル(株)(新潟県長岡市栃尾泉223、代表:倉茂克博)は3月27日、新潟地裁長岡支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、佐藤明弁護士(電話0258-30-3500)が選任されている。

負債額は約6億5千万円。

同社は昭和9年創業の老舗の合繊織物製造会社。同社は繊維商社や服地専門店向けに、後染織物製造による一貫生産体制を構築し、以前は18億円以上の売上高を計上していた。しかし、その後は繊維業界が中国などアジア勢に押され、業界工場の海外移転などから需要が減り続け、最近は3億円台まで売上高が減少、それまでの設備投資にかかわる借入金も大きく、経営不振が続いていた。

追、日本から繊維製造産業が消えゆくハゲタカ経済全盛期を迎えている。猪突猛進型の治世者が述べていた「美しい日本」はどこで葬り去ったのだろうか。元々言葉遊びが超得意な人でもあるが・・・。