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エチオピア機問題がまだ覚めやらぬうちから、米連邦航空局(FAA)と組み、改修プログラムで737MAX8機のデモ飛行をさせたり、ゴミ残存問題で米空軍から2度にわたり軍用機の受け取りを拒否されたり・・・。

米空軍は4月4日までに、米ボーイング社に発注した新型の空中給油機「KC46」の機内の一部でゴミや工具の放置が見つかったとして受け取りを中止したことを明らかにした。
同様の理由による同機納入の拒否は、ここ2ヶ月間で2度目。
ウィルソン空軍長官は米連邦議会の公聴会で工具などは機内の一部の閉鎖区画で発見されたと述べた。
同機の製造工程があるべき手順で進められていることを確認するため機内の閉鎖区画の点検などを講じているとも述べた。

空軍の報道担当者は、設計や技術仕様とは関係が無い品質管理の失敗が依然問題になっていると指摘している。


空軍とボーイング社の担当者が会って、同機の引き渡し再開前に取るべく追加の修正措置について話し合っているとした。
CNNは3月、製造を終えた同機の一部の機内でゴミや工具の放置が判明したとして空軍が2月20日、納入を停止させたことを報道している。
ボーイング社が追加の点検計画に合意した数日後に受け取りを再開させていた。同社の報道担当者は、発覚した問題の解決は、社とKC46製造事業の優先事項と釈明した。
以上、

昨年8月から納入が開始されたB737MAX8機、昨年10月のインドネシア・ライオン機の墜落前に起きた4件の問題を、ボーイング社は飛行を停止させてでも、分析し対策を講じていたら、ライオン機の墜落もエチオピア機の墜落も免れた可能性が高くなっている。
墜落した2機の姿勢制御装置および失速させた統合制御装置の問題と3月26日に生じたフロリダでの飛行中の同機のエンジン停止問題がある。

エチオピア機の墜落でも、改修マニュアルに従えば飛行に問題ないとしたボーイング社とFAA、すでに海外から信用もなくし、癒着とも指摘されている。双方とも経営陣を刷新しなければ、世界の航空当局からの信用回復は望めないだろう。
トランプ大統領が停止命令を出さなかったら、アメリカではまだ飛び続けていた。そして・・・。

エチオピアの担当大臣は4日、墜落死亡したパイロットは、飛行の異常に、(ライオン機墜落後に発行された)改修マニュアルに沿い、機体の立て直しを図ったが、墜落機は機首が繰り返し自動的に下がり、機体の立て直しができなかったと発表した。
以上、CNNなど参照

プログラムミスは長期間の試験飛行でなんらか問題が出ていたはずだが・・・。劣化や問題が多い・・・製の安物の集積回路でも多用していたのだろうか。
米軍でも2011年、・・・製の集積回路を100万個以上購入保管していたことを、米議員が品質上、セキュリティ上問題だと議会で発言し、廃棄したことがあった。

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