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今月10日に、日向灘の南海トラフのプレート境界付近で発生し、宮崎県で震度5弱を観測した地震(M6.3)について、「南海トラフの巨大地震に直接つながる兆候はない」とする一方、「今後(巨大地震が)発生する可能性は高い」としている。

政府の地震調査委員会は5月15日の会合で、「プレート間の固着状態に特段の変化があることを示す現象ではない」とする見解を示した。

当地震は、海のプレートと陸のプレートの境界で起きた地震で、この地震によって宮崎市内の地盤の一部が1センチ東南東へ動く地殻変動が観測されたという。
しかし、地震の規模が比較的小さいことや、このほかの観測データには特段の変化がみられないとして、委員会は「プレート間の固着状態に特段の変化があることを示す現象ではない」とする見解を示した。

し かし、一方で、委員長で東京大学地震研究所の平田直教授は、「日向灘では、南海トラフの巨大地震とは別にマグニチュード7を超える地震がたびたび起きてい て、今後発生する可能性は高い。南海トラフの巨大地震が起きる可能性も変わらず高い状態で、沿岸部に住む方々は津波に対する備えをふだんから進めてほし い」と述べた。
以上、報道参照

大きな地震は忘れたころにやってくる。
一帯の地震が終息したと見られたときに起き、被害を拡大させてもいる。それまでの一帯の地震で、プレートや断層のズレに圧力がかかり、その後も静かに圧力がかかり続け、一気に解き放されたとき=プレートでは巨大地震となる(プレートそのものも動いている)。

NHKの取材では、宮崎市の沿岸部の近いところに、市が戸建ての住宅団地を開発しているという。市はもしもの場合の避難用に高い構築物を造り、そこに避難できるようにしているという。しかし、近場のプレートで発生した場合、逃げる時間がお年寄りにあるのだろうか。

政府地震調査委員会の高給取り大学者の皆様は、東日本大震災や熊本大地震にそれまでの予見予知能力のなさを暴露させており、今度は、いつあってもおかしくないと保守的な見解を出し続けている。
まだ、地震の予知については、多くのところでなまず並みが現実。
日本はいくつものプレートが重なり合い、その圧力で大昔から火山が噴火して山々を形成し、断層だらけの地にある。毎日多く地点で地震が発生しており、地震は断層を干渉しあっている。東日本大地震も熊本大地震もまだ多くの余震を発生させ続けている。
そうした地震もまた、これまで落ち着いていた比較的遠方の断層も刺激し、一気にズレを生じさせ、地震を発生させたりもしているようだ。

上海の有名なお寺さんでは、仏さんがなまずを踏みつけている大きな仏像が安置されており、そのご利益により上海一帯では地震が発生しないという。・・・信じる者は救われる。
・・・実際は、断層を形成する山らしい山もなく、ほかのプレートとも関係せず、沖縄プレートまで続く大陸プレートの上にあることによるもの。
しかし、沖縄トラフ、琉球海溝、フィリピン海溝などで巨大地震が発生すれば、津波の大被害を受けることになる。
宮古島の突端の公園の断崖には、巨大な岩石がある。大昔の地震で打ち上げられたという。
日本の土地に住む宿命、・・・自らの身や家族を守るためには日ごろから注意するしかない。