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幼い子どもを中心に流行し、手足や口に発疹ができる「手足口病」の福岡県内の患者数は、今月16日までの1週間で1800人余りにのぼっている。

県は、特に子どものいる家庭では手洗いなどの対策を徹底するよう呼びかけている。
「手足口病」は幼い子どもを中心に手や足、それに口の中に発疹ができるウイルス性の感染症で、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがある。

県内では4月下旬ごろから徐々に患者が増え始め、県によると、今月16日までの1週間に報告のあった患者数は、120の医療機関で1879人となっている。
医療機関1ヶ所あたりの患者数は15.66人で、警報レベルの5人を大きく上回っている。

医療機関1ヶ所あたりの患者数を地域別にみると、
福岡市博多区が31.75人で最も多く
福岡市城南区、
春日市
筑紫野市
筑紫地域、
嘉麻・鞍手地域が20人を超えている。

「手足口病」は、口の中に発疹のできた人の咳や、子どものオムツの交換などを通じて感染することから、県は、マスクの着用やこまめな手洗い、ほかの人と同じタオルを使わないなどの対策を徹底するよう呼びかけている。

手足口病は全国で感染が広がっているが特に九州で猛威をふるっている。

<感染症センターの発表分・少し前の分となる>
手足口病感染状況
 
第23週
病院あたり
福岡
1,408
11.73
佐賀
259
11.26
長崎
232
5.27
熊本
320
6.40
大分
273
7.58
宮崎
381
10.58
鹿児島
757
14.02
沖縄
51
1.50
全国
8,823
2.79
・定点(指定病院)あたり2桁は九州だけ
・警報レベルは5.
・23週は6月3日〜6月9日)