7月4日、セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン・ペイの小林強社長はスマートフォンを使った決済サービス「セブンペイ」への不正アクセス問題に関する記者会見で「新規登録を停止する準備をしている」と述べたことがわかった。
既にクレジットカードやデビットカードのチャージは停止しているが、併せてセブン―イレブンの店頭のレジやセブン銀行のATMでの現金チャージ、電子マネー「nanaco」ポイントからのチャージについて、4日14時で停止するという。
今回セブンペイにおいて被害にあった顧客に全ての被害を補償する方針も示している。
今回、キャッシュカードを紐付するアプリの性質上、セキュリティ等をもっと上げておくべきであった。
ユーザー登録をあまりにも簡単にし過ぎた結果、不正側からも簡単に突破されてしまったわけだ。
したがって、セブン&アイ・ホールディングスという大手の不正アクセス被害により、キャッシュレスに対する不信感が増したのではないか。
4日6時時点で被害人数は約900人、被害額は約5500万円としている。
以下はツイッターによる不正アクセス報告一例。
【写真】7payで不正アクセス被害に会いました。
— Tack C. Mizoguchi (@ttack1122) 2019年7月3日
今朝短時間に19万円分の不正アクセスによるチャージと2回(9万5千円と10万円)の高額決済被害に会った履歴のスクリーンショットの一部です。
1分間で3回のチャージとは、人間業でしょうか? pic.twitter.com/60V7GSI6eX
7pay不正利用問題。私も同様の事態が発生して急ぎパスワードを変更しましたが、クレジットカードで多額のチャージがなされてしまいました。問合せをしたところ、担当者は「不正利用の記録はありません。カード会社の問題では」という当事者意識のなさ。7pay、危なすぎます。現在、再度の調査を依頼中。 https://t.co/mUNXozAt21
— 藤川大祐 (@daisukef) 2019年7月3日