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既報。雑誌・書籍の取次代行の日本雑誌販売(株)(東京都板橋区舟渡)は7月31日、申請処理を遠藤幸子弁護士(電話03-3408-9822)に一任して、東京地方裁判所へ自己破産申請した。
負債額は約5億円。
同社は昭和30年4月設立された雑誌・書籍の取次代行会社。全国の書店など販路を持ち、以前は60億円あまりの売上高を計上していた。しかし、ネット普及、書籍離れにより、書籍の販売不振が続き、平成30年4月には22億円台の売上高まで減少し、経営不振に陥っていた。そのため、大手の(株)トーハンから、雑誌配送業務などの支援を受けていたが、業績を改善するには至らず、今回の申請となった。
追、こうした関係から、取引書店の取次ぎはトーハンに移行しているものと見られる。
同社は昭和30年4月設立の雑誌や書籍などの取次店。書店やネットカフェなど全国に1000店以上を取次ぎ、以前は59億円以上の売上高を計上していた。しかし、その後はネット・デジタル化などにより書籍不振が続き、取次店も半減し、平成30年4月期には22億円の売上高まで減少し赤字経営を余儀なくされていた。ここに来て、先行きの見通しもたたず事業継続を断念し。債務整理を入ったもの、今後、法的処理へ進む。
なお、今後の取次ぎは大手取次店が引き継ぐ。