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宗像市で開かれている「第16回日本の次世代リーダー養成塾」(塾長・中西宏明経団連会長)で7日、恒例となっているマレーシアのマハティール・モハマド首相(94)の講義があった。
マハティール氏は、世界的な課題となっているプラスチックごみ問題や核兵器について触れ「科学技術の使い方は人が選ぶものであることを忘れないでほしい」と全国から集まった高校生たちに語りかけた。

 マハティール氏は第1回から毎年、講義を続けている。7月26日に始まった今年の養成塾で、高校生たちはプラごみ問題についても熱心に議論、この日は対処法について、考えをマハティール氏に伝えた。
 これを踏まえてマハティール氏は「プラスチックを開発した時、人類は偉大な技術を発明したと信じた。しかし生物分解できずに半永久的に残るごみが人類や生物の生命を脅かす存在になっている」と強調し、次世代がこの課題に継続的に取り組むよう訴えた。

さらに核兵器についても言及。「原子力という科学技術が人を殺すことに向けられたことで、広島と長崎に原爆が落とされた。人を殺すために技術を使う人々は、文明化されていない」と厳しく批判。「選択肢は、未来のリーダーである皆さんの手の中にある。『政府予算を兵器開発に使わず、社会をよくすることに使おう』と若い世代こそが意見表明をしてほしい」と呼びかけた。

 マハティール氏は今年、マレーシアで次世代リーダー養成塾を設立。今後、日本の養成塾との共同事業や高校生サミット開催なども視野に入れているという。
以上、西日本新聞参照

マハティール首相
ウィキペディアより

福岡県宗像市のグローバルアリーナで開催される「日本の次世代リーダー養成塾」
グローバルアリーナは、株式会社サニックス創業者の故、宗政伸一氏が、私費(株式公開時に得た創業者利益)で「青少年育成に貢献できるものを」と建設。
「自己責任」「協調性」「挑戦」の精神で、自立心あふれる青少年の育成を使命としている。グローバルアリーナは丘陵地に球技場が6面あり、テニスコートや2つの屋内体育館、何棟もの宿泊棟や飲食施設等も設備され、毎年、ワールドユースラグビー大会やブルガリアとの交流イベントほか、サッカーやテニス・剣道等の強豪高校が合宿のために利用されている。

全体の施設は開放されており、市民の憩いの場ともなっており、休日は九州各地のクラブチームによるサッカー試合が数多く開催され、喫茶や洋食・和食レストランなどもあり、幼児連れの若い家族から高齢者まで多くが訪れている。

宗政氏が次世代のリーダーを養成するため、年1回ながら「日本の次世代リーダー養成塾」を開講。内外から著名な経営者や政治家を講師に招き、全国から集まった200人の高校生に14日間、濃密な講義と分野別研究および発表が行われている。
講義は英語で行われ、高校生も英語で質疑応答、テーマ別研究での会話もすべて英語で行われている。開講内で行われる「アジア・ハイスクール・サミット」ではアジアからも高校生が参加して統一テーマを研究する。卒熟生の大学生や大学院生がサポートする。
宗政氏が経営するサニックス自体は上場後、順風満帆ではけっしてなかった。それでも宗政氏は、グローバルアリーナと当塾を死守してきた。ただ、残念ながら2017年1月7日仕事中急逝された。遺族・関係者により、その遺志は受け継がれている。

上場している若い経営者たちは金をもてあそび、芸能人だの、宇宙旅行だの、球団だの、サッカークラブだのと売名行為ばかり。
福岡の田舎でもこうした経営者がいたことを知ってほしい。