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独VWの日本法人は21日、走行できなくなる恐れがあるなどとして、普通乗用車「ポロ 1.2/77kW」など30車種計17万6068台(2008年4月~2016年3月/輸入期間)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
 国交省によると、変速機の部品で耐久性が不足しており、高い油圧をかけると亀裂が入り、油圧オイルが漏れることがある。
その結果、変速できなくなり、走行が不可能になる恐れがあるという。
不具合はこれまで1648件確認されている。

 

<リコール内容>
1、不具合の部位(部品名):
自動変速機油圧制御システム(アッパーハウジング)

2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。
そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

3、改 善 措 置 の 内容:
全車両、アッパーハウジングの製造ロットを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

4、対象車両:
ポロ、ゴルフ、トゥーラン、パサート、CC、ビートルの30種、36型式、