企画・染色加工の（株）東美染織（京都府城陽市富野）は９月２日事業停止、事後処理を中島俊則弁護士（電話０７５－２２３－５２５５）に一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約２億円。

同社は昭和４８年創業の染織加工業者。婦人服メーカーから企画・染色加工まで請け負い、以前は３億５千万円以上売り上げていた。しかし、その後は安価な海外製が大量に流入し、国産アパレルメーカーが全滅していくなか、ファストファッションまで台頭し、同社の売上高は１億円台まで落ち、資金繰りも悪化し、今回の事態に至った。

追、時代の流れかもしれないが、捨てるものと残すものを選別しなければ、日本の伝統文化は国民の間では滅びゆく。