アイコン 追報:片井製薬(株)(北海道)/破産手続き開始決定

Posted:[ 2020年2月 1日 ]



既報。北海道産水産物の加工食品卸販売の片井製薬(株)(資本金1800万円、函館市赤川町570、代表片井紳詞氏)は、1月29日に函館地裁より破産手続き開始決定を受けた。

負債額は約3億円。


同社は昭和15年創業の元々湿布薬などの製造販売会社、最近は事業転換し北海道産のイカの塩辛・昆布・松前漬など水産物の加工食品を開発・製造委託して全国の生協などに卸販売し、以前は4億円前後の売上高を計上していた。

しかし、嗜好の変化で消費ニーズが離散し、イカ等の原料の高騰もあり、売り上げ不振、採算性の悪化に至り、平成29年9月期には2億円台に売上高が落ち、さらにその後亡くなった前社長時の不良債権まで発覚し、その処理により大幅な債務超過に陥っていた。銀行支援も受けられず今回の事態に至った。

破産管財人は弘末和也弁護士が選任されている。

破産債権の届出期間は令和2年3月25日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和2年4月15日午前10時45分。

 

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