アイコン ハウステンボスのエイチ・アイ・エス/第3四半期 円高で絶好調

ハウステンボス同社は、旅行業界における海外旅行需要は、震災直後は大きく減少したものの、円高傾向の継続や企業の夏期休暇長期化の流れなどにより、徐々に回復へと向かっている。日本政府観光局(JNTO)による平成22年11月から平成23年7月にかけての日本人出国者数(推計値)は、前年同期比約0.6%減(約6.7万人減)の約1,180万3千人と見込まれている。
このような経営環境の中で、当社グループでは、主力のセグメントであります旅行事業において、旅行需要の高まりを着実に確保する事ができるよう、各種施策を展開した。
セグメントの業績は次のとおり。(一部割愛)

<旅行事業>
インターネットを利用した旅行販売の取り組みは、急速な普及と今後さらなる利用者の増加が見込まれるスマートフォンユーザーの利便性向上を図るために、平成23年6月に、旅の素材を自由に選び予約が出来る専門サイト「H.I.S.VACATION」において、海外ホテル予約のスマートフォン専用サイトをオープンした。
これで、「H.I.S.VACATION」は、既にオープンしている海外オプショナルツアーや海外レンタカーと合わせて、海外での滞在に必要な旅行商品が全て揃う日本初のスマートフォン専用サイトとなった。
また、パソコンやモバイルを活用した自動予約機能や情報提供機能の強化も引き続き推進し、インターネットを利用した旅行販売は全般的に好調に推移した。売上高は2,482億29百万円、利益は残高があった長期為替予約契約が終了したことに伴う原価率の改善や生産効率を重視した営業展開などが寄与し、営業利益46億49百万円となった。

<ホテル事業>
ホテル事業は、オーストラリアの「ゴールドコースト」と「ブリスベン」、「札幌の3ホテル」に加えて、平成23年7月には英語を共用語とする「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」をハウステンボス内にオープンした。各ホテル共に、お客様満足や収益性の向上に努めた結果、売上高17億13百万円、営業利益13百万円となった。
<テーマパーク事業>ハウステンボス
テーマパーク事業を運営するハウステンボスは、東日本大震災の影響により、韓国や台湾を中心とする海外からの来場者が大幅に減少したが、国内旅行事業と連携しながら、営業や宣伝活動の重点を日本国内向けに早めに移行させた。また、平成23年4月運航スタートの「ONE PIECE “サウザンド・サニー号” inハウステンボス」、同じく4月オープンの感動映像アトラクション「5D MIRACLE TOUR」が好評で、順調に入場者数が増加した結果、売上高92億9百万円、営業利益5億77百万円となったとしている。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年10月期第3四半期
236,932
1,929
756
640
11年10月期第3四半期
258,873
4,118
5,295
5,076
前期第3四半期比
109.3%
213.5%
700.4%
793.1%
11年10月期通期予想
409,000
7,400
9,000
7,000
10年10月期実績
348,065
6,278
5,019
3,384
09年10月期実績
325,806
7,137
5,582
3,371
08年10月期実績
368,384
5,902
6,204
2,487
通期予想/前期比
117.5%
117.9%
179.3%
206.9%

[ 2011年9月12日 ]
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