・９月の住宅着工戸数は６４，２０６戸（前年同月比１０．８％減）、季節調整済年率換算値で７４．５万戸（前月比２０．２％減）。

・東日本大震災発生後に低下したマインドは多少改善してきているものの、厳しい雇用・所得環境、不透明な景気の先行き等から、６か月ぶりに前年同月の水準を下回った。

・今後の先行きについては、雇用・所得環境等の推移、東日本大震災からの復興状況が我が国経済全体に及ぼす影響を引き続き慎重に見極める必要がある。

＜持家＞24,978戸
前年同月比では３ヶ月ぶりの減少（前年同月比▲９．７％減、季節調整値の前月比▲１４．３％減）。

＜貸家＞19,395戸
前年同月比では４ヶ月ぶりの減少（前年同月比▲１８.２％減、季節調整値の前月比▲２９．６％減）。

＜分譲マンション＞9,059戸
前年同月比では６ヶ月ぶりの減少（前年同月比▲１３．９％減）。

＜分譲戸建住宅＞9,396戸
前年同月比では４ヶ月ぶりの減少(前年同月比▲0.9％減, 4ヶ月ぶりの減少)

震災下、これまで順調に増加し過ぎていた感があり、その反動による調整局面にあると思われる。景気は低迷したまま円高により経済悪化は避けられそうにない。失業率も高止まりのままであり、調整局面が長引く可能性もある。