アイコン 韓国MERS 2名死亡 感染者25人に急拡大 1日現在682人自宅隔離中

今朝(2日)の韓国報道で、死亡者は2名、感染者は25人に拡大と報道。
もう収拾はしばらく収まらず、感染拡大が急激に増加するものと見られる。初期対応が杜撰だった結果、隔離者も632名に急増、それもほとんどが自宅隔離という家族にとって恐怖さえある不安定な隔離、20日に確認されてから12日目の6月1日には感染者数も1日だけで7名と急増している。そのうち、残念ながら二次感染した人の2人の方が亡くなったという。

韓国MERSコロナウイルス感染
 5月4日MERS感染の68歳の男性中東から帰国、
⇒11日発熱・発症、
⇒12日~15日にA病院を外来受診。
⇒15日~17日に京畿道のB病院に入院。
⇒17日~20日にC病院に救急外来受診し入院(18日~20日)、
⇒18日ソウルのD(総合)病院で診察(MERS感染を疑い通知、当局無視)、
20日感染確認、専用病院に隔離入院、
30京畿道のB病院閉鎖
京畿道は、ソウル特別市と仁川広域市を全域で取り囲む自治体。CとDが一緒か不明。

 

5月20日
1
中東帰国者、MERS感染と発表
22
2
帰国者と同じ病棟の入院患者が二次感染と発表、1の妻と同室の男性患者の2人
26
1
二次感染男性の40代の娘(入院中の父親を介護)も感染と発表
27日
1
50代の医師が感染
28
2
20代女性の医療スタッフと同じ病棟の70代の男性入院患者が感染と発表
29
4
30代女性医療スタッフと、同じ病棟に入院の男性患者2名(50代など)と女性患者が感染と発表
29
1
40代の男性中国渡航者、中国当局感染を確認(感染の患者を見舞い、感染を疑われていた人物)
30
1
29日感染判明の患者(女性)を見舞った夫が感染
31
2
同病棟の入院患者と同病棟入院患者(女性、自宅隔離中)を見舞った息子が感染
6月1日
3
入院患者2名と入院患者の家族1名が感染
6月1日
7
6月2日朝の報道
合計
25
 
6月1日
2
1日夜、58歳の女性感染者が死亡と発表(29日に感染が確認された女性?)、その後71歳の男性死亡
30
香港
中国渡航者と飛行機同乗の女性3人、MERS類似症状と報道

以下の記事は、感染者18人、死者1名の段階での記事内容となっている。

韓国当局のMERSコロナウイルス侵入に対する危機感のなさから、感染帰国者が発病し病院へ、11日の発病から感染確認される20日まで病院を転々としていた。この間、2ヶ所の病院の一般病棟に入院していた。そのため、ほかの入院患者や医療スタッフ、見舞い客などに感染し、6月1日に3名が新たに感染者と判明、総感染者数は18人に上っている。

<隔離者682人に急拡大>京畿道・ソウル中心
韓国保健福祉部は6月1日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルス感染者と密接に接触し隔離された人は715人で、そのうち33人は潜伏期が過ぎたため隔離が解除された状態と発表した。現在、隔離対象者は682人。

対応にあたっているMERS中央対策本部は「今日3人の感染者が追加され、(3人と接触した人が含まれるため)隔離対象者はさらに増えるだろう」、「現在(自宅などで)隔離されている682人のうち、高リスク対象者で、施設に隔離される可能性がある対象者は全体の35%」と発表した。

また18人の感染者のうち、1人は状態が良く、退院の可能性もあるが、5人は状態が不安定という。
以上、

潜伏期間がMAX15日であり、最初の感染者は20日に確認されていることから、6月5日までが一つのピーク、それ以降に発生した場合は、主に自宅隔離中の人への感染となり、この間、各地に動き回っており、ネズミ算式に拡大する可能性がある。
(常に、最後に発生した人から15日間新たな患者が発生しない場合、感染拡大は収束したと見られる。ただ、感染者が入院している限り、ウイルスが陰性になるまで終息ではない。)

帰国感染者が発症してウイルスを撒き散らし、帰国者と同じ病棟の入院患者たちが感染、感染が発覚する前、感染した入院患者たちを見舞った客(家族)が感染、しかし、隔離対象者ではなかった。その見舞い客=入院感染者の息子のように、19日発熱、中国渡航、中国で27日隔離されるまで、病院で、通勤で、会社で、非湖上で、飛行機で、バス内で、中国の宿泊施設で、ウイルスを撒き散らしていた。感染した医療スタッフにしても、休日もあり、いろいろなところにウイルスを撒き散らしていたことになる。
これ以上ウイルス感染者が増加すれば、当該地(広域)の住民は、風邪の症状が出た場合、全員即検査を受けさせるしかなくなってくる。幸い15分で感染の検査キットが韓国で発明(ヒト検査の認証はまだ)されたことから、即使用すれば、当該者一人当たり所要時間も30分もあれば、感染の有無が確認できる。感染地域の人たちは感染しないようマスク・メガネの使用は不可欠だろう。

<5月18日段階で病院MERS感染の疑い、当局無視の茶番>
中央日報は4番目に行き診察をしたソウルの総合病院がMERSの疑いがあると18日午前、保健当局に報告、しかし、当局はこれを無視したという。
当局はこの患者がMERS患者未発生国のバーレーンに行っていたという理由で、他の呼吸器疾患の検査を指示したという。そのため、確認作業と発表が大幅に遅れ、感染拡大を招いたという。

<MERS二次感染の女性患者死亡と発表>
韓国福祉部は1日夜、感染の中東帰国者が入院していたB病院で、接触したことのある58歳の女性が1日午後6時頃に急性呼吸不全で死亡したと発表した。
感染確認者18名のうち、初めて1人が亡くなった。

実兄まで賄賂で逮捕されレイムダック状態の李明博が、人気回復と離任後訴追されないように編み出した秘策を実行に移してからというもの、韓国では、これでもかこれでもかと災いばかりが生じている。確かに呪われし者の李明博の秘策は、次の大統領を呪縛し大成功を納めているようだが・・・。
日本では、一度あることは二度あり三度ありと、行いを常に戒めているのだが・・・。

今回の対応も、18日のソウルの総合病院側の通知に当局が動き、WHOなどの指針などにとらわれず、接触者・入院患者・見舞い客など最大限隔離していれば、これほどの問題(感染者10名、隔離者683名、そのほか各国の飛行機同乗者や香港の飛行場関係者)にはならなかった。
さらに、当局が常に医療機関に周知徹底して要れば、発症した初期段階で通知や報告があっただろう。しかし、ソウルの大きな総合病院からの通知に対しても、無視するくらいの保健当局であり、感染拡大は必然であったのかもしれない・・・。
当局は官僚組織だけあって指針やマニュアルを絶対化・神聖化、しかも権力を保有。だが、そうした行動は、致死率40%で治療法も確立していない未知のウイルスの現実の前に、被害を拡大させただけだった。

韓国保健局が、上記のような表を作成して、発表している。しかし、HPがわからなく、また韓国語を読めない。韓国語が理解できる方は、HPを開いたらいかがだろうか。
年間500万人超が行きかう日本と韓国、日本当局・旅行者・医療機関も最大限の注意が必要だ。

[ 2015年6月 1日 ]

 

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