アイコン 景気ウォッチャー値上げ攻勢で悪化/内閣府

内閣府は8日、働く人たちを対象に景気の実感を聞く6月の景気ウォッチャー調査が発表され、食品の相次ぐ値上げで買い控えが広がっているという声が多く寄せられたことなどから、景気の現状を示す指数が2ヶ月連続で悪化した。
景気ウォッチャー調査は、内閣府が小売店の店員やタクシーの運転手など現場で働く2000人余りを対象に3ヶ月前と比べた景気の実感を聞いて毎月、指数化しているもの。

それによると、6月は景気の現状を示す指数が51.0と前月を▲2.3ポイント下回り、2ヶ月連続の悪化した。

これは、円安や原材料価格の上昇などを背景に、食品などの値上げが相次ぎ、買い控えが広がっていることや、大雨などの天候不順の影響で客が減ったという声が小売店などから多く寄せられたため。
また、2ヶ月から3ヶ月先の景気の先行きを示す指数も、先月は53.5と前月を▲1.0ポイント下回り、7ヶ月ぶりに悪化した。
内閣府は、悪化の幅が小さいことなどから「景気は緩やかな回復基調が続いている」という基調判断は維持した。
しかし、景気を巡っては、今年5月の景気動向指数が悪化し、内閣府が基調判断を9ヶ月ぶりに下方修正するなど、このところ回復ペースが鈍っていることを示す指標が続いている。
マスコミは景気のよい話ばかりしか取り上げなくなったが、どうなることやら。

[ 2015年7月 8日 ]
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