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海洋研究開発機構(JAMSTEC)などのチームは24日、世界で最も深い太平洋マリアナ海溝(グアム西側、最深9,814m)で、水深6千メートルより深いところに独自の生態系を持つ微生物の集団がいるのを見つけたと米科学アカデミー電子版に発表した。

海溝に溜まった堆積物から栄養源となる有機物を得て、超深海に特有の生態系が発達している可能性があるという。

チームが海水の成分や細菌などの微生物を調べた結果、水深4千~6千メートルでは、深海でも自ら栄養を化学合成できる微生物が多かった。
一方、6千メートルより深くなると、栄養を自力で作れずに、外部から取っている微生物が急激に増え生態系が異なり、上層に拡がる深海水塊とは明瞭に異なる微生物生態系、即ち、独自の超深海・海溝生命圏が存在することを世界で初めて明らかにした。

興味ある方は、海洋研究開発機構のリリースへ
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20150224/