sponsored

九州大学と福岡市は、移転が進められている箱崎キャンパスの跡地利用計画をまとめ、ホームページで公開した。
跡地は大きく3つに分けられ、それぞれ商業施設や教育・研究施設などを誘致する方針で、今後、開発事業者の公募を行うことにしている。
福岡市東区にある九州大学箱崎キャンパスは建物が老朽化したことや、研究機能を集中させるため西区の伊都キャンパスにこれまでに順次移転を進め、平成30年度に完了予定。

箱崎キャンパスの跡地は、約43ヘクタール(東京ドーム9個分)で、大がかりな市街地開発となるため大学と福岡市などでつくる協議会がおととしから利用計画の検討を重ねてきた。

その結果、利用計画がまとまり、4日、九州大学のホームページで公開された。
hakozakiuseplan_H27mar.pdf

計画によると、跡地は大きく3つに分けられ、
西側の文系地区(3号線沿・大きな運動場あり)には、商業施設や文化施設、
南東の工学系地区(JR箱崎駅寄り)には、学校や研究施設、
北東の理学系地区と農学系地区(地下鉄貝塚駅寄り)には、住宅や医療・福祉施設
をそれぞれ誘致する。

協議会では今後、開発を担当する事業者を公募することにしていて、移転が進んでいる文系地区と工学系地区の公募は、来年度平成27年度後半には始めたいとしている。
このほか、緑地の整備や景観の保全などについては、地元の人を交えて協議する予定で、平成36年ごろをめどに跡地全体のまちづくりを完成させたいとしている。

九州大学箱崎キャンパス跡地利用計画発表