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医学分野の世界的な賞でカナダのガードナー国際賞に、東京工業大の大隅良典栄誉教授(70)と大阪大の坂口志文教授(64)が選ばれた。ガードナー財団が25日、発表した。

大隅氏は、細胞が内部を掃除する仕組みの「オートファジー(自食作用)」という現象を、酵母を使って初めて観察。飢餓状態になると細胞が自らのタンパク質を分解し、再利用する働きを明らかにした。
 坂口氏は、免疫系で働く「制御性T細胞」を発見し、自分の細胞を殺してしまうような過剰な免疫反応を防いでいることを突き止めた。
ガードナー国際賞受賞者の多くがその後にノーベル賞を受けており、今後楽しみだ。
iPS細胞の山中伸弥教授も2009年に同賞を受賞している。