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第 一中央汽船(株)(東京都中央区新富2-14-4、設立:昭和35年10月、資本金289億円、代表:藥師寺正和(当時))と関連のSTAR BULK CARRIER CO.,S.A(パナマ籍)は、石炭や鉄鉱石などを運搬する事業が主力だが、市況低迷や過去の多額の投資が負担となって経営に行き詰ま り、昨年9月29日、負債総額2社合計で約1764億円を抱え民事再生を申請して経営破たんした。
「第一中央汽船」は17日、経営再建に向けた再生計画案を東京地裁に提出し、この中で、大手造船会社「今治造船」や船舶を保有する船主など債権者である17社から合計24億9000万円の出資を受けるとしている。
民事再生法による再生手続きで債権者から出資を受けて経営再建を目指すケースは異例。
また、「第一中央汽船」は、今年5月中旬に開く予定の債権者集会で再生計画案が承認され裁判所から認可決定を受けたあと、株主の責任を明確にするため、これまでに発行した株式の価値をゼロにする「100%減資」を行うとしている。
債権者への弁済については、債権額が100万円以下の部分は全額、100万円を超える部分については3%を弁済するとしている。
債権者から届け出のあった債権は、総額で3500億円程度に上っているが、実際に弁済する額はこれにより100億円程度と大幅に減額される。
「第一中央汽船」は、早ければ今年6月中にも債権者に対し一括弁済して、民事再生手続きを終えたい考えである。
以上、
債権者集会で承認されれば、こうした再建へ向け大きく動き出す。