建築確認検査の日本ERI 大幅増収増益
建築確認申請・構造計算確認など確認検査業務を主力とする同社であるが、姉歯事件ではろくに確認検査もせず、大失態を犯したが、その後(国認定)検査員を大幅増加(在籍数329名)させ、大幅に売上高を伸長させている(08年5月度は改正基準法運用のゴタゴタの影響も受けていた)。
規制を強化して仕事を作るのが上手な議員や官僚により、同社を取り巻く環境は明るいものが有る。これまで住宅保証制度の下の検査業務もあり、今後200年住宅の検査業務も営業対象となった。
非連結 百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
08年5月期 | 6,962 | -212 | -204 | -341 |
09年5月期 | 10,072 | 163 | 178 | 256 |
非連結 百万円 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
08年5月期 | 1,612 | 246 | 231 | 14.3% |
09年5月期 | 1,955 | 528 | 487 | 24.9% |
なお、今期は200年住宅の検査など新たに営業が拡がるが、不動産市況の悪化から建築市場はビル等が建っておらず、売上高は92億21百万円、経常利益2億82百万円と減収減益を予想している。