アイコン ビックカメラ/ベスト電器株評価損59億32百万円、こりゃ大変だ~

ビックカメラは、ベスト電器が潰した「さくらや」の中から採算店を引き継いだが、好調に推移しているとのこと。ところが、ベスト電器の大特損計上による持分損計上で大変なビックカメラである上に、ベスト電器の持株の評価損が59億32百万円も発生している。

連結決算そのものは、ほぼ前期並みに推移しており、中間期(2月)売上高は、2,980億00百万円、 営業利益65億10百万円、経常利益20億80百万円、純利益16億80百万円を予想し、8月通期では、売上高6,000億円、営業利益126億円、経常利益87億円、純利益52億円を予想している。
 ビックカメラも足元ではヤマダ電機のLABI店が押し寄せてきているが、経営資源もベスト電器でモタツク事態は避けなければならない。そのためにはベストの不採算店を全部閉めさせ、再度大赤字を出させて、株価を下げ、支援出資して50%以上の株を持ち子会社化することであろう。

ベスト電器は、いつまでたっても経営陣の人材不足であり、現在初めて大きなリストラを行い不採算店の閉鎖に向かっているが、採算が取れている店舗でも取れなくなる可能性がある。ヤマダ電機は、売上高2兆円を達成して鼻息荒く、テックランドを小都市にもジャンジャン出店してくるものと思われるからである。
 対抗するためには、現在ビックカメラ化している店舗のようにイメージ一新が必要である。また、ビックカメラの特徴ある商品構成で、都市周辺では消費者が既に飽きつつあるヤマダ電機の店に対抗することが望まれよう。違いをイメージさせるためチラシは欠かさぬことである。
 

[ 2010年4月 9日 ]
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