アイコン 宮崎太陽銀行、ロビンスに大口焦付き

 田舎銀行の宮崎太陽銀行が鹿児島の金融業者ロビンスに27億53百万円も焦げ付いた。

 

ロビンスは手形割引業者であったが、全国の金融業者から持ち込まれる手形の再割引業務も行っていた。
同社の資金スポンサーが不明であったが、宮崎太陽銀行が焦付き、同行もスポンサーと1社であったことが判明した。
同社の破綻理由は、金融庁(九州財務局)から恫喝され、廃業にさせられたことによる。
なお、金融庁の恫喝理由は、ロビンスの(非常勤)取締役に東京でスナックを経営する代表の息子がいたそうであるが、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、(金融庁は)取締役がそうした事件を起こす金融業者の登録は認めないとして、金融庁はロビンスに対して登録抹消するか、廃業するかの選択を迫ったといわれている。

 宮崎太陽銀行は、前期に引き当てて保全しているというが、その引当金で前期利益が損なわれていることを株主に対して詫びるべきである。
 09年3月期の同行の連結業績は、営業収益162億47百万円、営業利益15億69百万円、経常利益▲51億57百万円、当期利益▲41億40百万円で大赤字。
自己資本は137億54百万円(純資産額は141億14百万円)あるが、資本金+資本剰余金が100億96百万円(株主直接投資額)であり、利益剰余金は36億58百万円(=利益蓄積金)しかない。
危険性を秘めた銀行である。

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[ 2009年7月 3日 ]
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