アイコン 造船受注量半減、九州・山口

九州運輸局によると、08年4月~09年3月までの昨年度、九州・山口の造船所が受注した船数は104隻、総トン数334万6000トン。

九州運輸局が管内56ヶ所の造船所をまとめたもので、昨年度より船数が68隻ダウンの48.5%減、総トン数でも317万1000トンダウンの48.7%減と大幅減になっている。特に貨物船が前年度より78隻減少して52隻、60%大幅落ち込み。タンカーは34隻で前年度より14隻、29.2%減少であった。
昨年度建造された船の数は168隻、総トン数は524万3000トンで前年度より船数が10隻増加したものの総トン数は22万トン減少している。
中国・インド・ブラジル等新興国の台頭により大幅に物流が増加して、造船業界はこれまで活況を呈してきたが、07年7月よりサブプライムローン問題が表面化して世界経済は後退の一途をたどっており、物流を担う造船業界も受注量が半減している。
三菱長崎造船所は超大型船を建造、佐世保重工・林兼造船など中堅造船所が各地に点在する。
 

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[ 2009年7月11日 ]
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