アイコン 積水ハウス、タマホームに逃げ出す?

バブル時代の同社住宅は大した程度ではなかった。資産活用の賃貸アパートを積極的に営業してバブル崩壊後の低金利政策に支えられ成長を遂げた。

その後住宅もブランド化に成功して品質も良くなった。しかし同社のマンションはあちこちで完成在庫を抱え、住宅も不況、また少子化から先行きも懸念されることから、海外へ足を進める。今回オーストラリアのシドニー郊外ほかに4,000戸(総区画数6,000区画)の住宅を開発すると発表した。
タマホームやレオハウス等の住宅会社の住宅も競争で質も向上しており、到底積水ハウスは価格競争では勝てない。
トヨタでいえば、既にヴィッツからプリウスまでの大衆車の領域にタマホーム等は達しており、レクサスブランドには住友林業が控えている。しかも積水ハウスが得意とするマークXクラスもエコブームで人気に陰りが出ているのが現実である。
先を見越した戦略であろう。

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[ 2009年7月21日 ]
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