アイコン セイクレスト、第三者割当払い込まれず

3月期決算で7億57百万円の債務超過に陥っている同社は、ハンバーストーンに対して割当増資を予定していたが、払込金2億円のうち1億35百万円しか払い込まれず、残り65百万円分は失権となった。

同社の筆頭株主はゼクスであったが、ゼクスが左前で、変って㈱ハンバーストーン(東京都千代田区内幸町二丁目2番2号 ㈲UAPマネジメント内、 代表 平野 和俊(税理士))が筆頭株主になったものである。しかしUAPの平野氏も資金調達がママならなかったのか・・・・・。
同社が債務超過になっても上場できていることの方がおかしい。世間の会社で債務超過に陥っている会社は、個人資産など裏づけ資産がなければ世の中から潰されているのが現実である。こうした会社の株式が513円もする。おかしな世の中はいつまでも続かない。


潰れるような会社に集うのは、同社が資金繰り多忙で借り入れた資金、4月7日にフクジュコーポレーションより10百万円借り入れ、同日付でフェニックスホールディングスへと債権譲渡され、当債権が6月10 日にハンバーストーンへと債権譲渡。5月26 日に60百万円、6月10 日に8百万円の合計68百万円を、フェニックスホールディングスより借り入れ、同日付でハンバーストーンへと債権譲渡。また、期日の到来している個人の投資家である斉須繁雄氏より借り入れた金銭債権32百万円が、6月10 日にハンバーストーンへと
債権譲渡された合計1億10百万円についてハンバーストーンを割当先とした現物出資(デット・エクイティ・スワップ)による新株式の発行(第三者割当増資)により株式化することで合意した。とされていた。
また、6月26日の株主総会では原案通り可決、割当増資により2億円、第3回新株予約権は6億3百万円、合計8億3百万円の増資が図られ、債務超過も解消されると絵を描いた。
頭の2億円のうち1億35百万円しか振り込まれなかったが、65百万円及びDES現物出資1億10百万円の行使であったら25百万円しか振り込まれなかったことになる。別途引受権の3百万円と含めても28百万円である。
今後とも65百万円少ない7億38百万円で計画する、としているが証券取引所に対する一時凌ぎの計画なのか今後とも要注目である。

 

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[ 2009年7月21日 ]
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