アイコン 【倒産】案山子屋の破綻

25日負債総額25億円で民事再生法の申請を行った案山子屋、地元の現場では競合する物件も少なく、それかといって大きく焦げ付いた情報もなく、岡山以外で仕事をしていたのではないかと地元業者は話している。

「予算はどこも厳しいことから経費倒れになり、積もり積もって資金繰りを悪化させたのでは、これまで案山子屋さんが危ないという話は全く聞かなかった。1週間ほど前に噂が出始めたばかり」との地元情報もある。
老健施設などの現場家具は、現場で仕様変更されることもザラで、追加工事も多い。しかしその殆どの変更追加代金が取れないのも現実。ゼネコンにしても家具工事は工程最後の工事であり、現場予算は殆ど残っておらず、最終工程業者である家具工事会社などに迷惑をかけることになる。下請会社がそうした変更や追加工事代金を請求して1回目に支払を受けなければ、その後いくらゼネコンに請求しても絶対支払わないのがゼネコンである。
案山子屋の破綻が、焦付きによるものでないとしたら、安値受注・経費倒れ・追加変更工事代の未収などが、資金繰りを圧迫させてきた原因ではないかとの地元情報である。
なお、経営者は個性豊かな経営者として同業者に知られているとのことであった。
 

[ 2009年9月29日 ]
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