アイコン ドバイショック/デフォルト②/日本への影響/大成建設

ドバイバブル経済に沸いたドバイに対して、日本の銀行は投資の余裕もなく、投資していなかったのが幸いしたものの、先般発生したドバイショックでは円高というお釣りを付けてしまった。ドバイとの直接的なかかわりは少ないとされていたが、そんなことはない。

NHKが昨年6月放映した沸騰都市「砂漠にわき出た巨大マネー」で紹介したドバイでは、いろいろな日本の企業が建設に携わっていることを紹介していた。
なかでも大成建設のドバイ寿司パーティは、大変なご苦労があったと時間を割いて報道していた。その成果もあり、ドバイ政府から、道路・インターチェンジなどの工事を受注、ナキール社からパーム・ジュメイラのトンネル工事や建設、パーム・ジュベルアリのインフラ工事など受注、工事はいろいろ終わったものの、ドバイのほかUAE国内の多数プロジェクトも合わせてまだ数十億ドルの支払を受けていないようだ。
ドバイショックが生じた以上、大成建設は決算(12月)で、そうしたドバイ関係債権に対して何ら引当金等を迫られようがあまりに高額であり、どうなされるのかは不明である。 
しかし何らコメントが求められるところであろう。ジブチのパレス・ケンピンスキも建設債権が残っているようだ。

ドバイ

日本でも、実質行き詰った会社がADRにより、金融機関に対して支払延期や猶予を申し込んでいるが、ドバイもそうしたことを世界の金融機関に対して表明したのが、26日のドバイショックである。
 

[ 2009年12月 7日 ]
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