アイコン 経済音痴の菅首相続投で一時82円に突入 日銀介入で85.03円まで回復

菅 小沢菅財務大臣がアメリカのハゲタカとつるんだネオコンの財務官僚に服従、要領の良い菅が首相にまで登りつめ、はたまた続投することから、もはや手が付けられなくなった円高であった。早朝、ニューヨークでは82円台まで突入、やっと日本も重い腰を上げ、日銀が介入、ハゲタカを一毛打尽にして85.03円まで円安となった(終値84.89円)。
今後ハゲタカがびっくりして円売りに走ってくれれば安心するが、海外メディアや識者はそうは問屋が卸さないとしている。
アメリカは、8月の小売業売上指数が大幅好転、1~2ヶ月前の騒ぎは何だったのか、ハゲタカが円高で儲けようとアメリカ経済の不安を煽ったのではないかと疑われる。

菅は元気なニッポンにすると1人で騒いでいるが、何ら具体的な方策の打ち出しもなく、また昔のバラマキを行おうにも消費税の20%増税でしか資金は捻出できない。財源なきバラ撒きも増税もこりごりである。
長期経済政策は10年先20年先の日本の有り様を設計して進めるべきであろうが、菅の発言は、打ち上げ花火もいいところ。

アメリカの製造業の空洞化に見るように、日本も空洞化が進んでおり、サービス業と金融業および肥大化した公務員主導のハゲタカ国家になってしまいそうである。日本はアメリカほどビジネスの開発力も技術力もなく、智恵も組織力も持っていない。
日本の外需企業も円高による企業防衛から、一層工場の海外移転を進めている。これは利益の海外移転であり、税収問題と失業問題、しいては国内景気に直結している。これで、国内景気を再興するとは、菅の見識が疑われるものである。
資源が安く入るメリットを強調していたミスター円高が民主党のブレーンでは先が知れている。(資源は、先進国の後進国への海外工場移転で、後進国の経済成長が図られ、今後とも高くなる一方であり、資源の円高メリットは完全に相殺される)

ニューヨークでは15年振りの82円台突入であったが、15年前はバブル末期でマンハッタンの買い占めや映画会社の買い占めで日本の勢いは止まるところを知らなかった。その経済の強さとアメリカ経済の当時の弱さに起因して82円という為替レートになっていた。しかし、今の国内経済は不況の只中、ハゲタカにより円高にさせられている。

今後は、世界のハゲタカと日銀との攻防戦が続く。

 

[ 2010年9月15日 ]
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