○銑鉄生産は６８５．８万トンと前月に比べ１．４万トン、０．２％増加、前年同月比１３．４％増加となり、前年同月比では１１カ月連続の増加となった。
７～９月では２，０７８．７万トン（前年同期比１５．６％増）、４～９月では４，１４７．７万トン（同２８．３％増）となった。９月末の高炉稼働基数は前月同様の３３基中２７基であった。
○粗鋼生産は９２３．３万トンと、前月比３３．５万トン、３．８％増加、前年同月比１１．７％増加となり、前年同月比で１１カ月連続の増加となり、２カ月振りで９００万トン台乗せとなった。９月の１日当たり粗鋼生産は３０．７８万トンで、８月の同２８．７０万トン比２．０７万トン、７．２％増だった。また、７～９月では２，７３５．４万トン（前年同期比１２．９％増）、４～９月では５，５４２．１万トン（同２７．９％増）となった。
炉別生産をみると、転炉鋼が７１７．１万トンと前月比１．６％増（前年同月比１１．３％増）、電炉鋼が２０６．２万トンと同１２．２％増（同１２．８％増）となり、前年同月比でみると転炉鋼が１１カ月連続の増加、電炉鋼は１０カ月連続の増加となった。

　主要品種の生産内訳をみると、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が３８３．６万トン（前月比０．３％増、前年同月比１０．３％増）と、前年同月比で１１カ月連続の増加となった。厚板は１０９．２万トン（同０．１％増、同２１．６％増）と、前年同月比で７カ月連続の増加となった。一方、条鋼類では小形棒鋼が６９．２万トン（同１０．３％増、同８．１％減）が前年同月比で４カ月連続の減少となった。
Ｈ形鋼は２６．８万トン（同１５．６％増、同２．１％減）と同３カ月連続の減少、大形形鋼は７．４万トン（同９．２％減、同２４．８％減）と同５カ月連続の減少、中小形形鋼は８．６万トン（同４９．４％増、同５．９％減）と同３カ月連続の減少となった。