アイコン シャープに捨てられた(株)竹本電機製作所/自己破産へ 負債額約180億円

ソーラーセル製造の(株)竹本電機製作所(奈良県橿原市一町308、代表:藤田有造)は12月20日、事後処理を小野博郷弁護士(電話06-6226-4601)ほかに一任して事業停止した。自己破産申請の予定。
シャープは、最新鋭設備の工場建設により竹本電機製作所を切り捨てた。

同社は、1961年創業時から早川電機(現シャープ)のトップクラスの協力工場として、シャープを支えてきた企業。しかし、リーマンショックで世界経済は一転、馬鹿の一チョ覚えで高画質液晶TVに固執したシャープ、日本では高いシェアーを持つものの、エコポイントで支えられた特需、世界では大きく普及品のサムソンらに水を開けられてしまった。 
太陽電池で巻き返しをはかるべく堺市に最新鋭工場を建設、超LSIの福山工場も最新鋭工場、そのため同社は、シャープからの受注が大幅に減り、09年1月期2,200億円を売上計上していたものの、仕事は構内請負しかなくなり、用済みになったものである。下請けの悲哀である。
自己破産しかなかったのであろうか? 技術も有しており残念である。

 シャープの新堺工場 
 
世界に誇るシャープの太陽電池製造の新堺工場

[ 2010年12月25日 ]
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