アイコン (株)シノハラ/民事再生申請

シノハラ印刷機の(株)シノハラ(静岡市葵区産女1022、代表:篠原幹夫)は、1月11日民事再生法の適用申請を行い、同日保全命令を受けた。申請代理人は影山光太郎弁護士(電話03-3564-0811)ほか。監督委員には高松薫弁護士(電話03-3595-7070)が選任されている。負債額は約78億円が見込まれている。

同社は大正8年1月創業の印刷機械メーカー。全国に拠点を構えオフセット印刷機に強いメーカーとして知られていた。しかし、景気の悪化に伴い、印刷業者の設備投資は冷え込み、ピーク約70億円あった売上高も2010年3月には約22億円まで落ち込み、資金繰りに窮し今回の事態に至った。旧本店跡地は、「東静岡地区新都市拠点整備事業」地に位置するも売却が進まず、今回の事態に至った。
金融機関は、旧本店跡地を担保に取っており、売却されれば貸付金の多くは弁済されることから、涼しい顔をしている。北口西側には三菱地所が大型商業施設を2012年開業予定で着工に入っており、当地の評価もいずれ高まるものと思われる。 

[ 2011年1月13日 ]
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