アイコン 西崎紙販売(株)/自己破産

洋紙卸業の西崎紙販売(株)(広島市西区商工センター6-5-16、代表:西崎富雄)と関連の西日本紙運輸倉庫(株)(同、同)、(有)西崎興産(同、同)の3社は2月16日、破産開始決定を受けた。 負債額は西崎紙販売(株)約38億円、西日本紙運輸倉庫(株)約21百万円、(有)西崎興産が約4億80百万円、3社合計約43億円。

破産管財人には佐藤崇文弁護士(電話082-227-1246)が選任されている。
西崎紙販売㈱は1914年創業の地元ではトップ級の老舗洋紙卸業者であった。印刷用の一般用紙、情報用紙、家庭用紙など幅広く取り扱い、2008年7月期には年商約82億円を計上していた。
しかし、利幅の薄い紙のウェイトが高く、不況により印刷業界も不振にあえぎ需要も減退、10年7月期の年商は約58億円まで落ち込んでいた。それに加え、焦げ付きの発生、石灰石を原料としたエコ紙開発負担などもあり、赤字経営に陥っていた。
同社は、リストラを進めたが、無鉄砲なリストラにより営業数字が更に悪化、改善は進まず、経営に窮し1月31日事業を停止、今回の事態に至った。 

経営者が破綻直前イロイロ画策していたとメールが寄せられているが、本来取引先が協力してくれれば、老舗でもあり民事再生法による再建が可能であったと思われる。
しかし、・・・な経営者で、これまで支えてきた多くの従業員まで巻き添えにして会社を消滅させてしまった。これでは経営者は、ご先祖さんにも言い訳が効くのだろうか。

[ 2011年2月18日 ]
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