アイコン (株)ゼロスポーツ/自己破産へ

EV車電気自動車の(株)ゼロスポーツ(岐阜県各務原市大野町6-101-1、代表:中島徳至)は3月1日事業停止、事後処理を畑良平弁護士(電話058-262-8881)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。負債額は約11億円。

同社は、平成元年9月創業、平成6年9月法人化した自動車ベンチャー。当初は、自動車メーカー向けのカスタムパーツの企画開発、特装電気自動車、ゴルフカートなどの製造、販売を手がけていた。
ゴルフカートなどにより電気自動車の開発では長年の実績があり、「愛・地球博」のイベント用パレードカーなどに採用されるなどしていた。
06年8月期の年商は約12億円を計上していたが、リーマンショックで10年8月期の年商は約5億円まで落ち込み、赤字経営となっていた。
そうしたなか、10年8月、メーカーの軽貨物自動車をベースに電気自動車に改造、郵便事業会社に1030台を納入する、35億円の契約を締結した。こうしたことから、銀行も金融支援していたが、肝心の生産が契約どおり納品できず、1月になり郵便事業会社より契約解除を受けた。その上違約金も請求されるという事態に陥った。
こうしたことから、金融機関も一斉に引き、元々資金繰りが赤字で窮していたことから、前途を悲観して自己破産したものである。
経営者がアカンカッタようだ。
 

[ 2011年3月 1日 ]
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