アイコン ショッピングセンター「シピィ」運営の武生商業開発(株)/民事再生申請 

シピィ越前市の「シピィ」運営の武生商業開発(株)(福井県越前市新町7-8、代表:二階堂紘平)は4月26日、民事再生法の適用申請をした。申請代理人は福井大海弁護士(電話03-5308-1433)ほか。同社の民事再生申請は2度目となる。負債額は約57億円。
同社は旧武生市や地元金持ちが出資した第3セクターとして開発された地元商店を中心にテナントを入れた大型ショッピングセンター。バブル期の63年3月「シピィ」としてオープンした。
しかし、近隣に大型量販店が、かって気ままに出店してきて、同商業施設は競争に大敗、平成11年9月負債額約54億円で、民事再生法の適用申請をした。スポンサー探しをしていたが見つからず、平成22年2月再生計画の廃止決定を受け、シピィは昨年3月閉店した。

その後もスポンサー探しをしていたところやっと見つかり、今回の再民事再生申請となった。スポンサーに内定しているのは、茨城県内などで商業施設の開発運営やスポーツ施設を経営する「ロイヤル総合開発」(東京)。同社は、マーケット調査を行い、「越前市と鯖江市で商圏が10万人程度の規模になり、市場として魅力がある」(同社代理人)と判断した。今後、駐車場や設備改修、内外装改修など8~9億円程度の費用をかけ、商業施設としてオープンする予定。なお、核テナントは食品スーパー、併設されるのはなんとパチンコ店。どっちが核テナントだろうか。
 

[ 2011年4月27日 ]
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