新明和工業/3月決算 赤字
1、航空機は、防衛省向は、海上自衛隊が運用するUS-2型救難飛行艇の製造や定期修理作業が前期に比べて減少し、受注、売上いずれも減少。一方、民需関連は、円高の影響を受けたものの、ボーイング社「777」向け翼胴フェアリングの受注が増加したことや、ボーイング社「787」向け主翼スパーの納入機数が増加したことなどから、受注、売上共に増加した。この結果、当セグメントの受注高は165億55百万円(前期比18.3%減)、売上高は225億16百万円(前期比1.6%減)。
2、特装車は、受注高は363億44百万円(前期比3.8%増)、売上高は356億74百万円(前
期比3.3%増)。
3、産機・環境分野は、自動車関連市場向けの真空成膜装置、自動電線処理機いずれも受注、売上が増加。航空旅客搭乗橋「パックスウェイ」は受注は減少、海外向け大口案件の寄与により売上は増加した。受注高は225億61百万円(前期比0.7%増)、売上高は237億71百万円(前期比3.0%減)。
4、機械式駐車設備は、大口の新設物件が寄与して受注は増加したものの、前期の受注が振るわなかった影響により売上は減少。受注高は154億36百万円(前期比3.5%増)、売上高は159億59百万円(前期比16.5%減)となったとしている。
やはり同社は特殊車両の架装売上高が一番大きい。駐車機器は都心にいっぱい建物が立たなければ出番がないのであろう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期 | 110,397 | 3,072 | 3,122 | 3,093 |
11年3月期 | 107,229 | 1,647 | 1,372 | -1,749 |
前期比 | 97.1% | 53.6% | 43.9% |
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