アイコン 水を代表して栗田工業/3月決算

同社の水処理装置事業は、超純水供給事業やメンテナンス・サービスなどのサービス事業に注力するとともに、重点顧客への提案営業及び中国を中心とするアジアでの営業活動強化により、受注確保に努めた。電子産業分野の受注高は、前期に比べ、超純水供給事業が微増となり、超純水製造装置の受注が海外において増加したほか、メンテナンス・サービスは国内顧客工場における操業度の改善により受注が増加した。一方、精密洗浄事業の受注はやや減少した。

また、売上高は、前期に比べ、超純水製造装置が国内外の工事進捗により増加した。メンテナンス・サービスは増加したが、精密洗浄事業はやや減少した。一般産業分野では、受注高につきましては、前期に比べ、水処理装置の受注が減少したが、メンテナンス・サービスは増加した。売上高は、前期に比べ、鉄鋼向け大型案件が一巡したため水処理装置の売上が減少した。土壌浄化は減少したが、メンテナンス・サービスは増加した。

この結果、当社グループの水処理装置事業全体の受注高は1252億37百万円(前期比2.8%増)、売上高は1244億99百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は170億32百万円(前年同期比6.3%減)となった。

水処理薬品事業は、営業強化を図るとともに、環境負荷低減、生産性向上など顧客の課題を解決する提案営業を推進し、受注確保に努めた。国内における受注高及び売上高は、顧客工場の操業度改善と提案営業の強化により、前期に比べ、主力商品であるボイラ薬品、冷却水薬品、排水処理薬品が増加した。また、海外における受注高及び売上高は、アジアを中心に各産業の生産活動が回復したことに加え、グループをあげて営業活動を強化したことにより、前期に比べ増加した。

この結果、水処理薬品事業全体の受注高は567億14百万円(前年同期比6.3%増)、売上高は56,735百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は100億99百万円(前年同期比23.5%増)となったとしている。

 水処理装置を販売して、その後は利益率の高い薬品を販売することから、非常に安定した内容となっている。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
178,520
26,358
27,096
17,288
11年3月期
181,234
27,131
28,158
17,138
前期比
101.5%
102.9%
103.9%
99.1%
12年3月期通期予想
192,000
29,000
29,500
17,400
通期予想/前期比
105.9%
106.9%
104.8%
101.5%

 
[ 2011年5月 2日 ]
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