ミクシィ/3月決算 今期も伸びる
同社は3月決算について、次の通り説明している。
①インターネットメディア事業
ソーシャル・ネットワーキング サービス(以下「SNS」という)「mixi」の3月の月間ログインユーザー数(1ヵ月に1度以上ログインしたユーザー数)は、約1,537万人(前年末約1,386万人)。
「mixi」においては、「mixiボイス(つぶやき)」の利用が拡大、日記と並ぶ主要コミュニケーション機能に成長してきた。また、「mixiチェック」などの新たなコミュニケーション機能の提供を開始し、外部サービスとの連携を進めている。
利用者が急増しているスマートフォンにおいては、「mixi」の主要機能の最適化及びアプリケーションの提供を進めることで利便性を高めた。
収益面では、「mixiモバイル」の広告販売が順調に推移したほか、「mixiアプリ」に関連する広告・課金における収益化が進んできている。一方支出面では、課金収益の増加に伴い決済手数料が増加するとともに、事業拡大に伴う人員の増加により人件費が増加した。
その結果、当年度の売上高は161億30百万円(前年比23.6%増)となった。また、売上高のうち、広告売上高は133億79百万円、課金売上高は27億51百万円。
部門営業利益は48億23百万円(前年比20.4%増)となった。
今期の見通しについては、「mixi」において、サービス面では、ソーシャルサービスの拡大を目標とし、サービスの利用シーン並びに利用者の拡大、つながり支援の強化等を行っていく。また、ビジネス面では既存の広告・課金モデルの強化に加え、新しい広告モデルの開発並びにコマース領域にビジネスを拡大し、ソーシャルグラフを活用した収益化を目指す。投資に関しては、上記の通りサービスの拡大及び新ビジネスの立ち上げに必要な投資や、サーバー設備・開発において災害も考慮した冗長化への投資を行うとしている。
同社は爆発的な人気は過去のものとなったが、膨大なユーザー数を有し、確実に業績を上げてきている。
ボロ儲けのゲーム屋は何れ規制がかかろうが、コミュニケーショングッズである同社のような確実なSNSビジネスは再度人気化しよう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期 | 13,600 | 2,752 | 2,675 | 1,309 |
11年3月期 | 16,874 | 3,373 | 2,989 | 1,382 |
前期比 | 124.1% | 122.6% | 111.7% | 105.6% |
12年3月期通期予想 | 20,500 | 3,800 | 3,700 | 1,900 |
12/3予想/11/3期比 | 121.5% | 112.7% | 123.8% | 137.5% |
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