アイコン 富士ピーエス(福岡)/3月決算

同社は、東日本大震災により、福島県、栃木県内の三工場が被災し、一時期、福島県内二工場の操業停止を余儀なくされた。
同社の土木事業は、技術力・提案力・積算力の向上を目指した受注体制の構築により、総合評価入札方式への対応を一層強化し、受注活動を展開したが、公共事業予算が大幅に削減されたことなどから、受注高は78億44百万円。売上高は、手持ち工事は順調に進捗したものの、土木事業の受注高減少や東日本大震災の影響などにより工事進行基準による売上高が減少したことから194億60百万円。部門営業利益は、採算性を重視した選別受注の徹底や工事施工の効率化、原価管理の徹底などを一層進めたことから工事利益率が向上し、19億57百万円となった。

 建築事業は、マンション事業が回復傾向にあることや政府による学校施設等の耐震化が推進されていることから独自商品である「FR板」や「パラレル構法」の営業強化に努めた結果、受注高は57億06百万円。前期繰越工事の減少などにより、売上高は41億12百万円、部門営業利益は6億15百万円となった。
不動産賃貸事業は、市況の低迷からテナント獲得の競争激化や賃料値下げ要請など厳しい市場環境が継続しており、受注高は2億29百万円、売上高は2億29百万円、部門営業利益は1億13百万円となったとしている。(昭和通赤坂門交差点北東角の黒御影石の大型ビル所有) 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
23,362
1,099
1,038
464
11年3月期
19,460
1,198
1,192
343
前期比
83.3%
109.0%
114.8%
73.9%
12年3月期通期予想
19,200
180
150
70
12/3予想/11/3期比
98.7%
15.0%
12.6%
20.4%

 
[ 2011年5月12日 ]
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