アイコン レオハウスのナック/3月決算 クリクラも

同社の住宅事業は、住宅ローン減税、エコポイント制度等の政策効果により、市況回復の兆しが見える中、主軸商品の「大人気の家」シリーズでは、ソーラーシステム搭載住宅「大人気の家セオリー」が、省エネルギー性能に優れたオール電化住宅の表彰制度である[ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2010/主催:(財)日本地域開発センター]において、前年度に続き優秀賞を獲得するなど、時代のニーズを捉えた商品提供に注力した。

営業面においては、各店店長のプレイングマネジャー化による販売体制の強化、移動モデルハウス建設によるエリア深耕の推進等が奏功し、2,140棟(前期1,734棟)の受注を獲得した。
震災の影響により、40棟余の引渡しが来期にずれ込みましたが、前期を上回る1,906棟の販売のほか、ソーラー搭載物件や附帯工事(外構工事、照明、エアコン等)の受注拡大なども増収要因となり、売上高は313億47百万円(前期比8.4%増)となった。

利益面は、増収効果に加え、出店費用等の経費抑制や設計・工務部門の生産性向上が寄与し、営業利益12億08百万円(同137.3%増)の大幅増益となった。
当期において3店舗(甲府市、日立市、倉敷市)を出店、営業拠点は38店舗、5展示場となったとしている。

 思ったより売上高は伸びていない。仲違いした兄貴分のタマホームも同程度の伸びであろう。タマホームはどっかが調子良いことばかり書くので、必ず取材する必要がある。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
50,295
1,768
1,776
901
11年3月期
54,571
2,519
2,518
2,021
前期比
108.5%
142.5%
141.8%
224.3%
12年3月期通期予想
60,000
2,750
2,750
1,500
12/3予想/11/3期比
109.9%
109.2%
109.2%
74.2%

 同社は前回の取材で、取引先がしっかりしていたため、構造合板や断熱材の建築資材の不足はなかったとしているが、タマホームは、取材で影響を受けているとしていた。タマは、5月決算なので、期内に売上計上できる分の建築物に資材を回していた。

なお、クリクラ事業(ボトルウォーター事業)は、健康志向や飲料水への関心の高まりを背景に、積極的な販売促進策の展開による「クリクラ」ブランドの認知度向上、直営店・代理店の増加による販売網の拡充効果などから、一般家庭、業務用とも顧客数が順調に増加し、売上高は96億42百万円(前期比26.7%増)となった。
利益面も、販売促進費や代理店開発コストなどの先行費用負担を吸収し、営業利益1億84百万円(前期営業損失78百万円)を計上したとしている。
同社株は、東京都の放射能汚染水道水により暴騰、契約数を急増させており、今期にその好影響は出てくるものと思われる。
 

[ 2011年5月12日 ]
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