アイコン ディズニーランドのオリエンタルランド/3月決算 災害特損97億円計上

同社は、主力のテーマパーク事業において、2つのテーマパークにおけるイベントが奏功したことや、東京ディズニーシーのファン層が引き続き拡大したことなどから、第3四半期までは前期を大幅に上回り好調に推移した。しかしながら、東日本大震災およびこれに伴う電力供給不足など外部環境に鑑み、東京ディズニーリゾート各施設の営業を休止した。

この結果、売上高は3561億80百万円(前期比4.1%減)となったが、商品原価率・飲食原価率や減価償却費が減少したことなどから営業利益は536億64百万円(同28.0%増)、経常利益は528億87百万円(同29.8%増)となった。また、震災に伴い、営業休止期間中の固定費(人件費・減価償却費など)、施設の復旧関連費用および商品の廃棄損などの特別損失(災害特別損失▲97億27百万円)を計上したことなどから当期純利益は229億07百万円(同9.9%減)となったとしている。
今期も震災復旧工事に伴う営業日数減、計画停電による営業時間数減の影響を受けるが、値上効果もあり、今期は増収増益となろう。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
371,414
41,924
40,758
25,427
11年3月期
356,180
53,664
52,887
22,907
前期比
95.9%
128.0%
129.8%
90.1%

[ 2011年5月 9日 ]
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