長崎県議会は５月１３日、午前１０時から臨時議会を開き、新議長に宮内雪夫（７７＝佐世保・北松浦郡区）『自民党・改革２１・新政ながさき』（１１回当選）を選出した。

参議員で前知事でもあった金子原二郎氏や衆議員で谷川建設の実質的な経営者でもある谷川弥一氏が強く推薦していた加藤寛治氏は２１票を取ったが、宮内雪夫の２３票に２票差で敗れた。

引き続き行われた副議長選挙でも金子・谷川氏が押していた公明党の江口健氏が改革２１の楠大典氏にこれまた２票差で敗れている。午後からは常任委員会の委員及び正副委員長の選任やら議会運営委員会の委員及び正副委員長の選任、特別委員会の設置及び委員、正副委員長の選任、有明海自動車航送船組合議会議員の選挙、長崎県病院企業団議会議員の選挙、第８０号議案上程、知事説明、採決、議会閉会中の委員会付託事件などの議決が行われる。

１２年間、金子氏や谷川氏が牛耳ってきた長崎県議会だったが、今後、長崎県議会は大きく変わろうとしている。