アイコン レオパレス21/3月決算予想修正 目も当てられない家賃保証の失敗

同社は予定売上高からの減少について、賃貸事業部門は、新チャネル戦略であるFCパートナーズ展開等の各種施策を実行したものの、市場環境の悪化もあり入居率、契約家賃単価、マンスリー販売金額とも予想した水準まで達しなかった。
請負事業部門では、ローン審査の厳格化並びに賃貸入居率の下振れに伴う受注低迷とキャンセルが主たる要因。経営合理化を進めた結果、販売管理費を前期実績から約25%削減したものの、営業利益、経常利益とも前回予想を下回る見通し。

当期純利益に関しては、休止固定資産の売却により計画を上回る約20億円の売却益を計上したものの、減損損失約22億円、東日本大震災に係る損失約12億円等の特別損失計上に加え、繰延税金資産(76億円)の一部を取崩しにより前回予想を下回る見通しとなったとしている。

第3四半期の自己資本は479億円27百万円、第3四半期の赤字は278億35百万円、結果200億円赤字が拡大する。3月決算の推定自己資本率は9.0%まで減じることになる。同社の新築着工状況や家賃保証も考えると非常に頭が痛い由々しき事態に至っている。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期前回予想
504,000
-10,000
-18,000
-16,300
11年3月期今回予想
484,300
-23,600
-31,800
-40,800
前回予想比
96.1%
 
 
 
10年3月期実績
620,376
-29,727
-33,831
-79,075
今期予想/前期比
78.1%
 
 
 
11年3月期第3四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
2月4日発表分
319,156
47,941
47,927
15.0%

[ 2011年5月 9日 ]
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