アイコン 断熱材のニチアス/3月決算

同社の建材は、建築着工面積がゆるやかに回復しつつあり、断熱材など一部製品の需要が旺盛ではあるものの、上半期の落ち込みが大きく、売上高は前連結会計年度に対し▲4.0%減の230億67百万円。

 保温保冷工事は、建設工事は当連結会計年度に完成計上する案件が多かったものの、メンテナンス工事は前連結会計年度を若干下回ったため、売上高は前連結会計年度に対し▲0.7%減の329億72百万円。

工業製品は、国内の石油精製、石油化学、化学業界などの設備メンテナンス用のシール材の需要は減少傾向が続いているものの、一般産業用シール材、断熱材、ふっ素樹脂製品の需要が回復したため、売上高は前連結会計年度に対し10.8%増の450億82百万円。

高機能製品については、半導体製造装置メーカーおよび関連機器メーカー、半導体メーカー向けのふっ素樹脂製品、断熱製品の需要が回復したため、売上高は前連結会計年度に対し107.6%の大幅増の172億92百万円。

自動車部品は、国内外の自動車メーカーおよび部品メーカー向け製品の需要が堅調に推移したため、売上高は前連結会計年度に対し17.9%増の257億22百万円。

なお、当期利益については、特別利益が過去の不正品における建材製品補償損失引当金の戻入額が前期70億00百万円あったものの、今期は30億94百万円に減じるため、最終利益は前期より低下している。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
128,070
6,573
6,355
8,335
11年3月期
144,138
11,314
10,681
7,234
前期比
112.5%
172.1%
168.1%
86.8%

 
[ 2011年5月10日 ]
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